「アナトミートレイン」という筋膜に関する本を知ったきっかけは、治療家やセラピストの方々がSNSでおすすめしている投稿を見たことでした。それをきっかけに購入しました。
この本は初版が2009年となっているので、私が専門学校の時にはまだ存在していませんでした。(もしかしたら知らなかっただけかもしれません。英語版はもっと以前に存在していたかもしれませんが…)
本を開いて驚いたのは、筋膜の走行を示したイラストでした。これまで見たことがなかった筋膜の走行が描かれていて、「こんなふうに走行しているんだ」と感じました。
細かく読んでいくと、各筋膜のラインの作用や、緊張による動作の制限などが記載されており、「問題が起こっている部分から離れた部分にも影響が及ぶ」ということが書かれています。これが業界内で言われている「根本的なアプローチ」の一つなのかなと思い、興味を持って読み進めました。
この本は明瞭なイラストや写真が多く、読みやすい一方で、理解には少し難しさを感じました。まさに専門書籍といったところです。
ただ読むだけでは覚えられないので、各筋膜ラインの7つをエクセルにまとめて勉強しました。大変な作業でしたが、それには価値があると感じています。
「アナトミートレイン」には以下のような筋膜ラインがあります:
- スーパーフィッシャルフロントライン
- スーパーフィッシャルバックライン
- ラテラルライン
- スパイラルライン
- ディープフロントライン
- ファンクショナルライン
- スーパーフィッシャルフロントとバックアームライン
言葉だけでは意味が分かりにくいですよね。そのうち、細かくアウトプットで書いてみたいと思っています。
この本を通じて、筋膜の全体像や各ラインの作用について理解が深まりましたが、次はどのように活用すれば良いのかが課題となりました。