はじめに
「肩こりがなかなか良くならない」「マッサージを受けてもすぐ戻る」——そんな経験はありませんか?
実はその肩こり、肩甲骨の動きの悪さが原因かもしれません。 肩甲骨は肩や首の動きと深く関わっており、可動性が低くなると、肩こりの原因になることがあるのです。
本記事では、肩甲骨と肩こりの関係、整体でできる改善方法、自宅でのセルフケアについて解説します。
肩甲骨と肩こりの関係
肩甲骨は背中の上部に位置する骨で、肩関節の動きに大きく関わっています。
肩甲骨の動きが悪くなると、次のような影響が出てきます:
- 肩関節の可動域が狭くなり、筋肉に過度な負担がかかる
- 首や肩の筋肉(僧帽筋・肩甲挙筋など)が緊張しやすくなる
- 背中の筋肉が硬直し、血流が悪くなる
つまり、肩甲骨の動きが悪いと、首や肩の筋肉が常に緊張状態になり、肩こりが慢性化してしまうのです。
肩甲骨が固くなる主な原因
1. 長時間のデスクワークやスマホ使用
腕を前に出し続ける姿勢は、肩甲骨を外側に引っ張り、動きを制限します。
2. 猫背や巻き肩
猫背の姿勢では肩甲骨が外側に開き、動きが制限されます。
3. 運動不足
肩甲骨を動かす筋肉(菱形筋、前鋸筋など)が使われないことで、可動性が低下します。
4. ストレスや緊張
精神的ストレスにより、背中や肩の筋肉が無意識に緊張し、肩甲骨周辺が固まりやすくなります。
整体での肩甲骨アプローチ
整体では、肩甲骨の動きを改善するために次のような施術を行います。
1. 姿勢分析・動作分析
- 肩甲骨の位置・動きの左右差を確認
- 肩を上げ下げしたときの可動域や背中の筋肉の緊張をチェック
2. 手技による施術
- 肩甲骨周辺の筋肉(僧帽筋・菱形筋・前鋸筋など)をほぐす
- 背中全体の筋膜リリース
- 猫背・巻き肩の調整
3. 筋肉と骨格のバランス調整
- 肩甲骨の動きを取り戻すことで、首・肩の負担を軽減
- 血流の促進と、神経の働きの正常化
整体施術を受けることで、肩甲骨がスムーズに動くようになり、結果的に肩こりの根本改善につながります。
自宅でできる肩甲骨セルフケア
整体に加えて、自宅でのセルフケアも大切です。
1. 肩甲骨回しストレッチ
- 両肩を大きく回す(前回し・後ろ回し 各10回)
- 背中を意識して動かすことで可動域が広がる
2. タオルを使った肩甲骨ストレッチ
- タオルの両端を持って上下に動かすことで、肩甲骨を寄せる動きができる
3. 壁押しエクササイズ
- 壁に手をついて腕立てのように押す動作を繰り返す(肩甲骨を寄せる)
4. 姿勢を意識する習慣
- デスクワーク中の姿勢改善
- 椅子に深く座り、背筋を伸ばす
まとめ
肩こりがなかなか治らない方は、肩甲骨の動きに注目してみましょう。
肩甲骨の可動性が改善されると、首や肩の筋肉の緊張が解け、血流が促進され、肩こりの根本的な解消につながります。
当院では、姿勢分析・動作分析に基づいた施術で、肩甲骨の動きをしっかり改善していきます。
「マッサージでは良くならなかった肩こり」 「背中が重だるい・肩甲骨のあたりが痛む」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。