ギックリ腰のセルフケアについて
ギックリ腰は非常につらい状態です。普段の生活に支障をきたすばかりか、寝ている間も痛みが続き、早急に改善したいと思うことでしょう。
ギックリ腰の原因は、長い間の身体への負担が蓄積され、限界を超えたときに発症しやすいことが多いです。
さらに、一度ギックリ腰になると、再発しやすくなるのが難点です。再発を防ぐためにセルフケア方法をお伝えします。
また、当院に来院いただければセルフケアの指導も行っていますので、ぜひ参考にしてください。
ギックリ腰になると、つい腰を揉みたくなることがありますが、腰を揉んでも改善が難しいばかりか、逆に悪化する場合もあります。
実は脚に問題が関係していることが多く、脚のセルフケアがギックリ腰の改善や予防に効果的です。
特に、ふくらはぎと大腰筋が重要なセルフケアのポイントです。
今回は「ふくらはぎ」に焦点を当てて説明します。ふくらはぎには「腓腹筋」と「ヒラメ筋」という二つの筋肉があります。
特に「腓腹筋」をケアすることで、立つことや歩くことが楽になります。
痛みが激しい症状ですのですぐ改善とはいきませんが、一時間に1回ほどの頻度で行うことで痛みが和らいでいきます。
セルフケア方法は以下の通りです:
- 立って壁に手をつきます。脚を広げます(アキレス腱伸ばしの要領です)。
- 後ろの足はしっかりとカカトを床につけ、膝を伸ばします。
- つま先は必ず正面を向けます(外に向けないでください)。
- カカトを正面に向けながら、前に体重をかけていきます。この際、膝裏に「つっぱり感」を感じると成功です。
この状態を20秒間、呼吸を止めずに伸ばします。
- 反対側も同じように行います。
注意点として、反動を使わないようにし、腰を入れて伸ばすこと(反り腰状態)が痛みを増す原因となります。
ストレッチを行う際には十分に注意してください。
暑い夏が終わり、北海道では急激な気温の変化が身体に負担をかける季節がやってきます。
肩こり、腰痛、ギックリ腰などでお困りの方は、ぜひ当院へお越しください。